SailfishOS SDKをGentoo Linux x64にインストールする
通過儀礼的に。
Fremantle(Nokia N900)やHarmattan(Nokia N9)のPlatform SDKは、ScratchboxをローカルにインストールしてPlatoform SDKを構築するような感じでしたが、SailfishOS SDKはVirtuallboxのVMとしてscratchboxが動作する環境を導入して使用するので、インストール自体はとても楽になりました。
ということで、Gentoo x64だからどうというのはほとんどありません。
手順としてはこんな感じ。
- VirtualBoxのインストール
- SailfishOS SDKのインストール
終わり。VirtualBoxを入れておかないと、SDKのインストーラに怒られます。
VirtualBoxのインストールは
#emerge -av app-emulation/virtualbox
でよいです。自分で入れた時点では4.2.18。USEフラグはこんな感じ。
#echo "app-emulation/virtualbox alsa extensions qt4 pulseaudio" >> /etc/portage/package.use/virtualbox
'headless'というUSEフラグがありますが、SailfishOS SDKで使用するVMはQt Creatorからしか起動/停止しないため、SailfishOS SDKでしか使わないなら加えてもいいかもしれません。pulseaudio USEフラグをつけておかないとインストール中にエラーが出ます。
次はSailfishOS SDKをインストールしましょう。以下のサイトからダウンロードできます。
https://sailfishos.org/
'Linux 64bit'をクリックして、'SailfishOSSDK-Alpha-1310-Qt5-linux-64-offline.run'をダウンロードしたら、実行権限をつけて実行しましょう。rootユーザーではなく、一般ユーザで実行してください。
$chmod u+x SailfishOSSDK-Alpha-1310-Qt5-linux-64-offline.run
$./SailfishOSSDK-Alpha-1310-Qt5-linux-64-offline.run
あとは基本的にウィザードに従って進めばOKです。インストールする場所は'/home/ユーザ名/SailfishOS'となりますが、今の段階ではインストールパスを変えることは動作保証されていないので避けたほうがよいでしょう。
インストールできたら、"/home/ユーザー名/SailfishOS/bin/qtcreator" にQtCreatorがありますので、起動してみましょう。SailfishOS独自のQtCreatorが確認できます。
とりあえず今日はここまで。