KDE Plasma5をベースにした完全オープンソースのモバイルデバイス用ユーザー環境を目指すPlasma Mobileがちょっと前に発表されました。サポートデバイスのプライマリがNexus 5だったので入れてみました。

試してみたい人は導入方法を見れば分かると思います。「bootloader unlockってなに?」とか思ってしまった人は引き返しましょう。あとNexus 5はとてもいい端末っぽいので普通にAndroid Lolipopで使った方がいいでしょう。

ベースはUbuntu touchです。書き込むのにはubuntu-device-flashというツールが必要になります。Ubuntu(とArch)を使っている人はガイドのとおりインストールすればいいのでしょうたぶん。その他の人はがんばってください。

...じゃなくて、ubuntu-device-flashはgolangで書かれてます。golangが使用できる環境の人はふつーに

go get launchpad.net/goget-ubuntu-touch/ubuntu-device-flash

すれば$GOPATH/bin/ubuntu-device-flashができますのでそれを使いましょう。ちなみに古いubuntu-device-flashだと導入方法にある--developer-modeや--passwordオプションが使用できません。

go getするのがいちばん楽だしディストリ関係ないしいいんじゃないかな。自分はGentooで。

Plasma Mobile自身のデキはもちろん今の時点でまともに使えるようなものじゃないです。plasmashellがガンガン落ちたりするしw とりあえずdevel/devel-proposalの両方を入れてみましたが、まぁ大して変わらないですね。develはstableと言われていますが、今のところ発表時のデモのためにあつらえたような感じでしょう。

plasmaのアプリはもちろん、GTKのアプリもUbuntu TouchのアプリもSailfish OSのアプリもNemoのアプリもなんでもござれというところを目指したいようです。まぁがんばれ。JollaがSailfish OSの一部をプロプライエタリにしたままの態度を心よく思っていない人もいるようです。

Phone UIや必要な機能についてはいろいろとフォーラムでディスカッションされているようなので、興味がある人は参加してみてはいかがでしょう。